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母音字+R
さてさて、日本人の苦手なR を含んだ母音です。これらも二重母音同様、一音である点に注意してください。
ここの R の入った母音は、英語の母音字と二重母音字をキチンと把握していないと混乱します。自信のない方は、フォニックスルール1〜4、または、5まで読んで練習してから、学習する事をお勧めします。
逆に、ここを理解できると、発音問題でよく出てくる「同じ音を選べ」とか「違う音を選べ」というのも、綴りをみただけで理解できるようになります。
母音字に R の入った音
母音字A・E・I・O・U は R とくっ付き、一音の母音を作ります。a や、o に r が入っただけ…とは行かないところが曲者で、それぞれ独自の音になります。
この母音字+R は、イギリス英語だと R の音がなく伸ばした感じ、アメリカ英語では舌を巻く音になります。
AR ![]() |
arm, art, card, hard, part |
OR ![]() | born, for, corn, or, torn |
ER ![]() |
her, serve, term |
IR ![]() |
bird, firm, shirt, third |
UR ![]() |
burn, curl, hurt, turn |
ARは、father, calm などの の音に、舌を巻いただけの r の音が付いた音です。calm(c
m) と card(c
d)を聞き比べて見て下さい。
ORは、all, August などの 音に、舌を巻いただけの r の音が付いた音です。試しに、tall(t
l) と torn(t
n) を聞き比べてみましょう。
ER/IR/UR は、同じ音です。この音は、e, i, u どの音とも違うのですが、しいて言えば、短音U()に近い音に 舌を巻いただけの r の音が付いた音です。bud(b
d) と bird(b
d) の違いを聞いてみると理解できるでしょう。
AR と ER/IR/UR の音の違いはちょっと日本人には難しいです。farm(fm) と firm(f
m) の違いは直ぐにはわからないかもしれません。自分で発音の練習をしていると聞き分けられるようになります。
母音字の後に RE が続く音
母音字 A・E・I・U に RE が続いた場合、AR, ER/IR/UR とは違った音を表します。ただし、ORE のみ、OR と同じ音になります。
ARE ![]() | bare, care, rare, share |
ERE ![]() | here, mere, |
IRE ![]() | fire, hire, spire, tired |
URE ![]() |
cure, pure, sure |
ORE ![]() | before, core, fore, shore, store |
実はこの RE のついた母音には、特徴があります。この RE の E は、ルール2の 無音のE で、その前を長音で読むという知らせです。
-AREは、長音A() + R の組み合わせ。「エィアール」と一音で発音するのは面倒なので、A の「イ」とR の「ア」がまとまって 「エァ」に近い音になります。
-ERE、-IRE や -URE は、長音E()、 長音I(
) 長音U (
)夫々の音は生きていますが、R の「ア」が弱まって
+ 舌を巻く音 になります。
Rの「ア」が弱まった音は、(シュワ)と呼ばれる「ア」と「エ」の中間のような篭った音。
や
同様、日本人はちょっと苦手な音です。この音については、上級編で詳しくお話します。
-ORE の場合、 長音O()を発音して R が面倒くさすぎ、短縮されすぎて、OR と同じ発音になってしまいました。 試しに、ford と fore を聞き比べて下さい。OR と ORE が同じなのがわかるでしょう。
以上が母音字に R または、RE を含んだ音です。これらには若干例外の単語がありますので、例外の基礎単語を確認して下さい。
次は二重母音字+Rを見てみましょう。